初心者向けQ&A【サックス編】

Q. サックスはどれくらいの期間で吹けるようになりますか?

A. どういう状態を「吹ける」というのか、によってまちまちですが、大抵の人は持ったその日に音は出ると思います。
しかし例えば一年後に人前で吹く!という目標があるのとないのとでは、上達の度合は変わってくるでしょう。ある曲が「大体吹ける」程度では、人前で吹くとなると不安です。不安なく吹ける箇所でも、本番を思うと何度もさらわずにはいられませんが、特に人前で吹く予定などないとなれば、そこまで追い込んだ練習はしないかも知れません。
そしてまた「人前で吹く」ということが最も価値ある目標かと言えば、必ずしもそうではないと思います。自分ひとりで人知れず楽しむのもまた楽器の楽しみでしょう。何年も続ける内に人前で演奏する機会を作ってみるのもよい刺激になるのではないでしょうか。

Q. サックスは何歳頃から始めるのがよいのでしょうか?

A. 特に何歳からがよいというのはありませんが、サックスは首(もしくは肩)から下げるので、ある程度身体がしっかりしてきてからがよいでしょう。
一般には中高生くらいから部活動などで始める方が多いですが、社会人になってから、また定年退職されてから始める方もいらっしゃいます。学生には学生の、大人には大人の楽しみ方があるので、いつ始めても楽しめると思いますよ。

Q. サックスのリードはどう選べばよいですか?

A. 各社ともおおよそ3番辺りを標準としていることが多いので、3か、それよりも少し柔らかい2半辺りから選ぶのがよいでしょう。
音が「ビャー」という感じに汚くなるのを嫌って硬め(厚め)のリードを選ぶ向きもありますが、音がビャーとなるのはリードの硬さではなく、奏法の問題であることが多いです。吹いた時に頑張らないと音が出ないものは避け、リードと「戦わず」に音が出るものを選ぶとよいでしょう。

Q. アドリブ(即興演奏)はどうすればできるようになりますか?

A. アドリブ(即興演奏)をするためには理論的な理解と、それを実際の音にする為の訓練が必要です。 つまるところ「元のメロディではないメロディを作曲しながら演奏する」ということなので、例えば分厚い理論書を全て暗記したとしても、それだけではアドリブができるようにはなりません。
よく「習うより慣れよ」と言われますが、半分はその通りだと思います。
良い演奏者がどのようにフレーズを作っているのか、まず聴いた通り音を探して真似てみる。それが曲の文脈の中でどう使われているか分析してみる。それらを参考に自分でメロディを作ってみて、実際の流れの中で演奏してみる。そういった作業の繰り返しだと思います。

Q. どのサックスが初心者向けですか?

A. 特に誰か憧れの奏者などがいるわけではないのなら、アルトサックスから始めるのがよいでしょう。大きさや機能などのバランスが一番とれていると思います。
主に使われるサックスはソプラノ、アルト、テナー、バリトンとありますが、音色も大きさも随分違うものです。アルトを買って初めてみたけれど、実は自分が好きなのがテナーの音色だと気づく、というパターンも結構あるので、好きなタイプの演奏が何サックスなのか、ある程度狙いを定めてから始めるのが理想です。
もし知人の家などにサックスが眠っていれば、とりあえずそれを借り受けて吹いてみるというのも良いですね。

Q. サックスのストラップでお勧めはありますか?

A. 近頃は種類も増えて、結構高額なものもありますが、値段よりも、フックや縫製など作りがしっかりしていることと、首を締め付けないものがよいと思います。
まだ身体が成長途中の中高生などで、特にバリトンなど吹く人は、極力ハーネス型(タスキ掛け)などの首に負担をかけないものを選ぶべきです。長期的にみると骨格や呼吸器にも影響がありますので、サックスは(たとえアルトでも)かなり重いものであるという認識を持って、練習中も時々ストラップを外して首や背中の体操をするなどしましょう。

Q、ビブラートはどうすればできるようになりますか?

A. サックスの場合アゴを僅かに「アウアウアウ」と動かすことでビブラートをかけます。
「ア」で口を開け「ウ」で少し噛む感じです。メトロノーム72くらいで4回程「アウアウアウアウ」と入るくらいが目安ですが、やってる内に徐々に噛みすぎてしまうことが多いので「これ以上噛めない」の手前で折り返すことと、アゴは動かしますが口の筋肉は緩めないのがコツです。
これらは単なる「やり方」であり、ビブラートはどちらかというと情緒的に必要を感じた時に使うものだと思います。時代や曲調、ジャンルによっても随分違うので、上手な人の演奏を聴いて、メロディの中で積極的に使ってみるのが一番練習になるのではないでしょうか。

Q、サックスは独学可能ですか?

A. もちろん可能です。今は動画サイトなども多く独習しやすいのは事実ですが、半面でそういった動画サイトは(サックスの事に限らず)一般論として語るしかないので、人それぞれのクセにまでは対応できないと思います。
ごく簡単なことを改善するだけで劇的に演奏しやすくなることもありますが、全くの独学だとそういうことには中々気づかず、結果的に何年も無駄に努力してしまうということはあると思います。

担当講師紹介

泉 かずしげKazushige Izumi

大阪音楽大学器楽科サクソフォン専攻卒業。赤松二郎氏に師事。
アロージャズオーケストラではバリトンサックスを担当、北野タダオ氏、宗清洋氏らの薫陶を受ける。岩崎宏美、押尾コータロー、角松敏生、北村英治、木村充輝、ゴンチチ、日野皓正、松任谷由実、渡辺真知子他、内外のアーティストと共演する。
「古谷充ネイバーフッド・ビッグバンド」ではバリトンサックス、歌手大西ユカリのバックバンド「仁義なき小林バンド」にはテナーサックスで参加。

また歌い手としての顔も持ち、結成25年を迎えたアカペラコーラスグループ「Be in Voices」ではリーダーを務め、レパートリーの大半の作/編曲を手がける。
ハワイ、フィリピン、中国、韓国など海外公演の他、幼稚園から高等学校まで全国での学校公演や、NHK教育テレビ「シャキーン!」でその歌声と演奏は子供たちにも浸透、映画/TVドラマ「妖怪人間ベム」の中では、のこぎり奏者のサキタハヂメと共にコーラスと演奏を担当する。
2014年8月に韓国で開催されたアカペラの祭典「Vocal Asia2014」には日本から唯一のゲストとして出演するなど、着実にファン層を広げている。

アローミュージックスクール代表。

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