お待たせしました!

去る12月1日(日)、爽やかな秋晴れの下、武庫之荘はライヴスポットアローにて「第87回スクール発表会」が開催されました。バッキングを務めてくださるのは当校講師のドラム澤雅一さん、ピアノAYAKOさん、ベース井手厚さんと、アロージャズオーケストラのリーダー宗清洋さんという豪華な布陣です。

先陣を切るのはIさん。フリューゲルホーンでの出演です。自分でデザインをしたという「世界に1つ」の愛器で奏でるのは「もののけ姫」他ジブリの名曲。トランペットとはひと味違う、フリューゲルホーンの音色に似合った、ニクい選曲です。ご本人のワイルドな外見からは想像もつかない(失礼!)優しい音色が印象的でした。
続くSさんは比較的最近ボーカル科に入会された女性です。当スクールの発表会ではどちらかというと楽器が多いのですが、やはりボーカルがあると変化があっていいですね。曲は「AGAIN」「I’m beginning to see the light」雰囲気のある声で語るように歌ってくださいました。実は(言うてエエのかな)リハーサルでは何も問題のなかった箇所で小さな事故(?)があったのですが、ナニ食わぬ顔で歌い切ってくれました。お客さん曰く「全然わからなかった」とのこと。ホッ。
三番手は、元々習っていたベースに加えて、しばらく前からピアノも始めたというDさんです。人前ではほぼ初めて披露するというピアノでは、井手さんとの師弟共演で「My Favorite Things」を、もう一曲はエレキベースに持ち替えての「Canastita Bonita」。クールな佇まいにエレベが似合います。
個人の部最後はTさんご夫妻です。旦那さまがトロンボーン、奥さまがアルトサックス。CDで宗清先生の演奏する「Sweet And Lovely」を聴いて「このアレンジでやりたい!」と大変なワガマ……もとい、情熱を宗清先生にぶつけたところ、なんとオリジナルアレンジの譜面を提供してくださいました!念願叶ってのゴキゲンな快演でした。

当スクールは個人レッスンを基本としていますが、今回の発表会にはグループでの出演が目立ちました。
第二部では恒例のビッグバンド「アローエクスプレス」のサックスセクションの皆さんによるアンサンブルです。諸事情により出演が叶わなかったメンバーの方の代役に、ナント、アロージャズオーケストラのテナーサックスプレイヤー高橋知道さんが助太刀してくださいました。一流のプロの息吹きを間近に感じながら「Easy Living」「Someone Watch Over Me」など数曲を演奏。「余計にキンチョウしました」とは某メンバーの弁です。

そして発表会の最後を飾るのは、受講生によるビッグバンド「アローエクスプレス」です。宗清先生指導の下、今日のために練習を重ねてきました。筆者も何度か練習を拝見しましたが、率直に言って皆さん本番に強い!当たって砕けろの精神かどうかわかりませんが、あまり砕けたところは見たことがありません。皆さん、本番はキッチリと決めてくれます。

参加されたどなたもが、それぞれの生活の中で練習時間を捻出して、本番当日を迎えます。会心の演奏あり、次回の「リベンジ」を誓う人あり、様々ですが、やはり人前での本番を一度経験されると、なにか音楽に対する姿勢のようなものが変わってくると感じます。

出演を目指すのもよし、観る側に徹するのもよし、次回もみんなで楽しみましょう!

開催概要

  • 2019年12月01日(日)
  • Live Spot Arrow
  • 15:30開場 16:00開演

バッキングプレイヤー

  • トロンボーン 宗清 洋
  • ピアノ AYAKO
  • ベース 井手 厚
  • ドラム 澤 雅一

内容

  • 個人の部 4名
  • サックスアンサンブル 4名
  • コーラスコース「しゃらら」 6名
  • ビッグバンド「Arrow Express」 16名
  • 講師演奏