澤先生
ありがとうございました
講師紹介

澤 雅一
Masakazu Sawa
担当コース
大阪市出身。
18歳でドラムを始め24歳でプロとしての活動を開始。
ダンスバンドを皮切りに数々の一流タレントのバックミュージシャンを務め、ジャズ・ロック・ラテン・シャンソン・歌謡曲とジャンルを問わないマルチドラマーとして活躍。
日野皓正(Tp)、ハンク・ジョーンズ(Pf)他、内外の著名なミュージシャンとの演奏も多く、2000年のミレニアム・クリスマスにはカウントベイシー楽団との共演を果たす。
ショーステージ以外にもレコーディングなどのスタジオワークでも実力を発揮し、「NHKのど自慢」では関西地区のバンドマスターとして27年間出演。
近年はアロージャズオーケストラにも参加。後進の指導にも力を入れ、今なお多くの後輩・生徒に慕われている。
小気味よいスティックワークと正確なリズムキープは、多くのミュージシャンから絶大なる信頼を得る。
また幅広いジャンルに精通し、それぞれの特色を卓越したテクニックで聴衆に伝えた。
たまたま乗ったタクシーの運転手とも友達になってしまうような温かい人柄は、MCやステージパフォーマンスで遺憾なく発揮された。
ゴルフと釣りとビールをこよなく愛し、クラシック音楽にも親しんだ。
2024年夏、永眠。
澤先生のレッスン受講生より
澤先生へ。
「リズムを刻む司令塔である右手が大事」「叩くことよりその前の振り上げる動作が大事」「譜面を読むことよりも耳で聞こえてくるリズムを叩くことが大事」等々、澤先生から沢山大事なことを教えてもらいました。
なかなか上達が遅い私ですが、いつも優しく教えていただいたこと感謝しております。
「Mさんのドラムを叩く姿はかっこいいなぁ」と褒めてくださったこと、とても嬉しかったです。
先生のドラムは唯一無二で、むちゃくちゃかっこよくて私の憧れです。
そんな先生にいつか…また…どこかで褒めていただけるように…これからもドラム練習頑張ります。
今年度、新しくドラムのキッズコースに入りました。
今から、澤先生への気持ちやその当時のエピソードなどをお伝えします。
私が体験レッスンに行った時、ドラムのスティックをもらいました。うれしかったです。
あと体験レッスンで、澤先生が『鬼滅の刃』の曲をたたいてくれました。
とても上手で、私もあんな風になりたいと、体験レッスンを受ける前より強く思いました。
こんなエピソードもあります。
お母さんが家で聴いているCDを持っていって見せたら、その曲を教えてくれました。
予定にない曲も教えてくれるので、とてもうれしかったです。
あと、難しいリズムがあっても優しく丁寧に教えてくれるので、やる気が出て、練習をいっぱいしてできるようになったリズムもあります。
他には、学校の話をして楽しいし、私がプールで浮けないと言ったら、先生の車が雨の日にアンダーパスで浮いたという面白い話もしてくれました。
今は、伊波先生に教えてもらっているけど、澤先生がドラムの基礎を教えてくれたから、今、伊波先生と難しい曲にチャレンジできていて、ありがとうと伝えたいです。
今までドラムを教えてくださりありがとうございました。
今、難しいリズムをやっているけど、練習を積み重ねたらだんだんできるようになってきました。
澤先生との思い出は、これからもずっと私の心に残るでしょう。
これからも頑張るので見ていてください。
初めてスクールに伺って、体験レッスンしてくださったのが澤先生でした。
壁の無い、優しい雰囲気の先生だなぁ、とすぐに入会させて頂きました。
初めて澤先生の模範演奏を、ドラムセットの真正面で聴いたとき、音圧で身体が震えたのを覚えています。
すっかり先生の演奏に魅了され、アチコチのライブに行き、生の音を聴き、演じ方を学びました。
(おかげで、テレビ番組のクイズで、先生の演奏された音が開始3秒で分かりました^_^)
明石市でのNHKのど自慢の予選会では、先生方の生演奏で歌わせて頂き、たった30秒ではありましたが、最初で最後の共演をさせて頂いたことは、私の一生の思い出です。
私のことを、気さくにあだ名で呼んでくださっていたおかげで、今ではスクールでお会いする皆さんがあだ名で声をかけてくれます。また、一緒に飲みに行ける仲間まで出来ました。澤先生がご縁をつないでくださったと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
レッスンでは、沢山話してくださいました。技術的なことはもちろんですが、ステージ演奏する時の準備〜本番の話、そしてよもやま話まで。
「一旦ステージに立ったら、『俺についてこい!』ってな気持ちでいかなあかん。けどステージから一歩降りたら、謙虚でおらなあかんで。」
澤先生の教えは、尼弁そのままで私の記憶の中に残っています。
いつかお別れする日が来ると頭では分かっていましたが、実際には受け入れ難く、今もスクールのドアを開ければ、いつもの席で珈琲を飲みながら「おぉ、お疲れさん!」と声をかけてくださるような気がします(T_T)。
澤先生にお会い出来た事で、色んな経験をさせて頂き、私の人生が、ぐっとカラフルになりました。
心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
合掌
「僕が教えたいのは素人が聞いて上手と思うドラムじゃなくて、プロや玄人が聞いて巧いと思わせるドラムだから。」
それが澤先生が最初に私に言った言葉でした。
ドラム未経験で家から一番近いという理由だけでアローを選んだ私としては、えらいトコ来てもうたなぁ~というのが最初の感想でした。
しかしレッスンを重ねていって先生に沢山ドラマーとして大事にすべき事を教えてもらったり、私の演奏に対しての要求レベルが高くなるにつれて先生の最初に言った言葉の本質が理解出来るようになりました。それまで何度も厳しい言葉を掛けられましたが、それでも続けてこれたのはドラムが大好きになったのと、澤先生のキャラクターだと思ってます。
以前レッスンで
「そこで力むから次のリズムの入りが遅れるねん!一定した力とリズムでスティック振らんとあかんよ!・・・ってドラムでは出来るのになんで俺ゴルフでは出来へんのかなぁ~?」
とか、
「次のレッスンの時に新しい課題曲の譜面書いてくるわ」って言いながら「ゴメン!ビール飲みながら譜面書いてたら途中で寝てもうた」とか書き始めたらキリがないほど色々とエピソードがありました。
その他先生とは色々な話をしました。そのせいで、
「あれ、もうこんな時間やん!今日のレッスン無しにして別の日に今日の分の1コマ入れよ」
なんて事が何回かあってある日、当時の受付の方に「お二人さん今日はレッスンしてくださいよ」
って言われた事がありました。
そんな先生のドラムは演奏がカッコイイだけでなく演奏してる姿もカッコよくレッスンとはいえそれを至近距離で見る事が出来て幸せだったと思います。
付き合いが長かった分、色々と書いてたらキリがないんで、最後この言葉で締めたいと思います
先生またね
何でも話せる友人のような温かい人。
いつも褒めてヤル気をくれたね。
何度かビール飲みに行ったね。いつも笑ってたね。
最近ドラムがすごく面白くなってきたよ。
約2年のとっても楽しい時間とご縁に感謝です。
澤先生ありがとうございました。
先生には、本当に色々とお世話になり、一言では言い表せないほどです。
アローでドラムを初めてから約数十年という長いお付き合いでしたので、先生が亡くなられたことが未だに現実のこととして受け入れられていないのが現状です。
教室のドアを開けるといつも笑顔で迎えて下さる先生の優しいお顔が今も心に残っています。(レッスンは厳しかったですが)
毎年お正月にある恒例ダメダメ倶楽部バンドのライブに行くのが楽しみで、先生のかっこいいドラムがもう聴けないのがとても残念でなりません。
先生、ありがとうございました♪
心から澤先生のご冥福をお祈りいたします。